最近の生活

前回の更新から約二週間が過ぎてしまいました。最近の出来事をダイジェスト的に御紹介。

1.友人の広州訪問

先月、日本から昔の勉強仲間二人が、大連から中国留学仲間が、それぞれ遊びに来てくれました。

友人・親族の広州訪問はもかれこれ5回目です。案内もだいぶと慣れてきました。

特に何も観光するところはありませんが、中国の経済成長や社会問題の象徴的な都市であり、美食や華南の街並みはなかなかのものなので、機会があればぜひぜひ遊びに来て下さいな。

2.新学期開始

3月より大学の語学コースの新学期が始まりました。前学期は上から二番目のコースを履修したので、今学期は自動的に一番上のコースに振り分けられました。

前回はクラスの大半が韓国人だったのですが、今回は韓国人は減り、代わりに華僑が目立ちます。

ある程度基礎が出来てしまえば、後はクラスにじっと座って教師の講義を聞いていてもしかたが無い、というのが私の考え方なので、大学に頼りすぎず、自分で勉強法を工夫して勉強していきたいと思います。

3.広東語学習開始!

前々からやりたいと思っていた広東語の学習をついに開始しました、語学学校で週二回、一対一のレッスンを取ることにしました。

方言とはいえ発音が全く違うので、学習はなかなか大変ですが、マイペースに学習を続けていきたいと思います。

4.両会

全国人民代表大会、政治協商会議全国委員会の二つを併せて両会(国家だけでなく地方レベルの両会もありますが)と言い、無理やり言えば、日本の国会に当たります。

この両会、日本の国会と違い、一年に一度、十日程度しか開会されないのですが、その両会が3月3日〜14日まで開会されていました。

なので、最近は関連ニュースを追いかけるのに時間の大半を割いていました。何せ新聞を読むスピードがいまだに遅いので。

やっぱり、新聞を読み、テレビを見て、書店の品揃えを見て、友達の反応を聞き等々、現地でイベントを見ると学ぶべきところが多くあります。残りの留学期間は一年三ヶ月程度、一つ一つのイベントを大事に見ていきたいものです。

今回の両会で一番の目玉となったのは、選挙法の改正で、簡単に言うと、これまでは選挙法の規定で都市戸籍と農村戸籍の間では一対四の一票の格差があったのですが、これを平等に改めるというものです。中国語では「同票同権」などと言っています。(ちなみに、日本の参議院選挙も最大約5倍の一票の格差があります)

もっとも、中国の選挙では事前に立候補者の調整を権力側が干渉する形で行うと言われており、今回の「同票同権」への改正も民主化への前進と言うよりは、中国国内での権力配分への修正という側面が強いのだと思います。ちなみに、昔は「等額選挙」と言って、立候補者数が当選者数と同じという信任選挙が行われていました(反対語は「差額選挙」)。

ただ、今回の選挙法改正は「同票同権」だけにとどまらず、その他にも変更点が多くあります。

その中で大きいと思うのは、秘密投票用紙記入所(中国語で「秘密写票処」、日本語では何と言うのでしょう?)の設置を義務付けて、秘密投票を確保したところだと思います。

秘密投票を確保することで、選挙民は少なくとも、白票を投じて不信任を表明することが可能になったわけで、その意義は小さくないのでは?と想像しています。ちなみに、中国の選挙では投票率が90%以上あるそうです。

その他にも、選挙委員会に、選挙民の要望に応じて、被選挙民と選挙民が交流する機会を設けることを義務付けることなども含まれています。

等々、実効的な選挙の実現に向けた改正も含まれているのです。

といっても、まだ、関連報道を読んだのみで、改正選挙法の条文すら読んでいないので、あくまで妄想に過ぎませんが。

と、最近はこんな感じで過ごしています。

ではでは、また、そのうち更新します。